ニューシネマパラダイス感想。劇場版とディレクターズカット版の違いは・・・

名作と言われる映画【ニューシネマパラダイス】。

まさに名作と言った感動ものでした(‘ω’)ノ

ニューシネマパラダイス感想。まずは映画情報

• 原題：Nuovo Cinema Paradiso
• 公開日：イタリア1988年１１月１７日・フランス1989年５月19日
• 監督：ジュゼッペ・トルナトーレ
• 脚本：ジュゼッペ・トルナトーレ
• 制作国：イタリア・フランス
• 言語：イタリア語

ニューシネマパラダイス感想。あらすじ

ニューシネマパラダイス感想。劇場公開版とディレクターズカット版の違いについて

映画【ニューシネマパラダイス】の感想を書く前に、劇場公開版とディレクターズカット版の違いについて書いておきます(‘ω’)ノ

実は映画【ニューシネマパラダイス】には3つのバージョンがあって・・・

• イタリアで最初に上映された”オリジナル版”　上映時間155分
• 劇場公開版（インターナショナル版とも）　上映時間123分（124分なことも）
• ディレクターズカット版（DVD表記は完全オリジナル版）　上映時間173分

の3つがあります。

映画【ニューシネマパラダイス】のバージョンは、非常に見分けづらくなっており、名前で困惑しやすいんです(;´∀｀)

僕はamazonプライムで最初に観たんですが、”完全オリジナル版”って紹介画像では書いてあるのに上映時間124分の劇場公開版でしたしｗ

確実な見分け方は上映時間です！(‘ω’)ノ

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ニューシネマパラダイス、バージョンごとの内容の違い

イタリアで初めて上映された時の”オリジナル版”は基本的には観れないので、劇場公開版（124分）とディレクターズカット版（173分）の違いについて書いておきます(‘ω’)ノ

劇場公開版（124分）

映画【ニューシネマパラダイス】の劇場公開版は、イタリアで当初上映されたオリジナル版（155分）が興行収入があまり良く無く、ラブシーン全般を大幅にカットして映画の持ち味を変え短縮したバージョン。

短縮したバージョンで国際的に世界で公開したところ大成功となった。

ディレクターズカット版（173分）

元々のイタリアで初めて公開されたオリジナル版に、更にカットされた部分を追加した完全版。

劇場公開版とディレクターズカット版の大きな違い

ディレクターズカット版ではより主人公の恋愛、後日談について詳しく描かれているシーンがあり、サルヴァトーレ中心の物語。

劇場公開版もサルヴァトーレが主人公であることに変わりは無いが、主人公の恋愛・後日談を大幅にカットしてある。どちらかと言うと主人公の物語では無く、主人公を中心とした映画館とその周囲の人たちの物語になっている。

どちらを観ればいいか？

僕はamazonプライムに騙されてｗ劇場公開版から観ましたが、面白かったし感動したので、ディレクターズカット版も観たくなりU-NEXT

で無料で観れたのでスグに観ました(‘ω’)ノ

最初からディレクターズカット版を観てしまった方が、１度で済みますが、２度観ても面白い映画ですし、劇場公開版も全世界で大ヒットした実績があるので、正直どちらを観てもOKだと思います(*’ω’*)

なので、単純に上映時間で考えて↓

サクッと名作を楽しみたい人　→　劇場公開版（124分）

名作をしっかり楽しみたい人　→　ディレクターズカット版（173分）

って感じがいいと思います(‘ω’)ノ

劇場公開版はamazonプライム

ディレクターズカット版はU-NEXT

で見放題で観ることができますよ(*´ω｀)

どちらも初登録時は無料期間があるので、契約継続しなければ完全無料で観れますのでレンタルしてくるより手軽でスグに観れてお得なのでオススメです♪

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ニューシネマパラダイス感想ネタバレ有

※ここからはガッツリネタバレ気にしないで書いているので、まだニューシネマパラダイスを観ていないなら読まないほうがいいかも(‘ω’)ノ

ニューシネマパラダイスをさっくり感想

• ノスタルジーに浸れる、雨の日とかに観たい映画
• 子供の頃を思い出させるシーン、叶わなかった恋愛、大人の子供への思いなどのシーンで心に浸みる
• 子供が観てもつまらないかも？ファミリーよりカップルで観る映画だと思う
• 第二次世界大戦中のシチリア島が舞台なので、文化の違いに驚く部分もあり、そういうとこも良かった

ニューシネマパラダイスがっつり感想

主人公サルヴァトーレ（トト）について感想

少年期のトトは、神父の手伝いをしてても退屈で居眠りしてしまったり、映写室に来るなと言われても勝手に入ってしまったり、お使いで買い物に使うはずのお金で映画館に行ってしまったりと無邪気でちょっとずる賢い映画大好きな子供。

映写技師のアルフレードに何度もキツク映写室に来るなと言われたのに全然メゲナイ姿勢には凄いと思った(‘ω’)ノ

アルフレードが小学校卒業認定試験の時に問題がわからず”助けてくれ”とトトに言うも、トトはそれをネタに映写技術を教えてもらう交渉をする、年齢に沿わないずる賢さにはちょっとニヤリ(*´ω｀)

映画館の火事で、大人が皆一目散に逃げて行くところを、トトだけがアルフレードを救いに映写室へ行くところは、感動した( ;∀;)周りの大人たちには「クソヤローばかりだな」って思ったｗ

トトの凄いところは、母親から散々暴力をされるほど映画に行くなと言われていたのに、全然気にしないで映写室へ通い、当初は出入り禁止とまで言っていた映写技師のアルフレードから技術を教えてもらえるまでになり、映画反対だった母親に認められるほど映写技術を子供ながら操れるようになったこと。

”本当に大好きなことを楽しんでやることが大事”っていうのを暗に表現していていていいなぁって思った。

最終的に、アルフレードの暗躍（主に恋愛関連）とアドバイスで30年間もの間、故郷へ帰ることなく映画監督として大成することができたトト。

「アルフレードの望みは自分と楽しい時間を過ごすことじゃなく、自分が大成すること」を理解していたから、大成するまで頑張れたし、アルフレードの言うように30年間もの間故郷に１回も帰らなかったんだと思う。

そのトトの30年間の思いや苦しみ・我慢を考えると涙が出てしまった( ;∀;)

映写技師アルフレードについて感想

最初に劇中で出てきたアルフレードは、頑固職人で子供なんかに仕事の邪魔をされては困る！的な人物に見えたけど、スグに評価は変わる。

トトが買い物代を勝手に映画代にして映画を観ていたことをトトの母親は激怒。ぶたれているところに通りかかったアルフレードが「トトは買い物代を使ってない。無料で入れてやった」「多分落としたんだ」と行って映画館の落とし物に見せかけ自分のお金を渡してやるとこはカッコよすぎ！！(*´ω｀)一瞬でアルフレード株急上昇！！♪

でもアルフレードはトトを映写室に入れたく無いし、映写機に触らせたくない。

それはアルフレードが映写技師って仕事を良く思っていなくて、自身の人生に後悔があるから・・・

だけど、次第にトトと仲良くなり、小学校卒業認定試験ではトトに借りを作ったことにより結局教えることに。

実はアルフレード、トトに映写技術を教えたかったんだよね(*´ω｀)本心では。

だけど、映写技師の仕事がトトの人生には良い選択にならないことを実体験から分かっていたから反対していた。

 
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アルフレードが火事で大やけどを負い視力を失ってからトトが映写技師の後を継いだ。

この時のアルフレードの気持ちは多分相当複雑だったんだと。

自分の教えた映写技師の技術をトトが継いでくれたことは本当に嬉しかったんだと思う。

だけど、トトが映写技師という大成することの無い仕事に就いていることが心配だった。アルフレード自身が人生を悔やんでいるから。大好きなトトには大成して欲しいと願っていたから。

だからトトの初恋？相手のエレナとは上手く行かないように、ちょい暗躍したし、再会できないようにしてトトに故郷をでてローマへ行くことを促す。

そして、「２度と故郷へは戻るな」ときつく言う。

アルフレードがトトに会いたくない訳は無い。きっと本心では自身が働けなくなる時までトトと一緒に映写室で楽しく働いていたかったんだと思う。

トトもそのことを分かっていて、アルフレードの言葉の真意を理解できる関係だったからこそ30年間も故郷に帰らなかった。

その間アルフレードが”トトに会いたい”って言わなかったことは涙物( ;∀;)言ってしまえば自身の決意が鈍るし、周りの人間がトトを呼び戻そうとしてしまうから・・・

アルフレード良い大人すぎでしょ( ;∀;)めっちゃかっこいいわ！！

アルフレードはトトのことを自分の子供のように考えていたんだろうね(*´ω｀)

トトの母親について感想

主人公トトの母親は、トトが悪いことをするとスグにヒステリックになり何発も何発もトトをひっぱたく。

今だったらDV認定簡単に受けそうなくらいひっぱたく。

初めは、「あ～よくあるDV母親ね」って思ったけど、母親の涙する表情の描写に何か辛いことがあって限界感を感じた。

映画【ニューシネマパラダイス】のトトの少年期～青年期は第二次世界大戦中。

トトの父親つまり母親の夫は戦争に行ってしまっている。

そして幼いトトと、更に幼い放っておけないトトの妹をたった１人で面倒見ている。

「夫が戦死したかもしれない（途中で戦死が伝えられる）」という心配がトトの母親を限界まで追いつめてしまったのだろう。

トトがそんな母親の胸中を実は察していたから、ひっぱたかれてもあまり気にしない様子だったのかもしれない。

劇中冒頭と後日談で出てくる年取った母親はトトに対し優しさと愛情がある良い母親だった。多分こっちが本当の母親の性格なんだろう。

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